米川研究所
米川研究所へようこそ 代表 米川 浩
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当研究所の歴史認識と出版活動
1 1980年代にマルクス主義は、日本の大学界で有力な思想的指針としての地位を失った。それ迄の一連の低次元の不祥事のせいである。1989年頃の国際的社会主義陣営の崩壊は、マルクス主義の地位喪失を大学外に決定づけた。
2 しかしマルクス主義の本質は弁証法的唯物論という認識方法論であり、その本質的内容は、社会的地位の喪失後も無傷のまま残った。その本質的内容が内在的に批判され、全く新しい認識論へ飛躍を遂げたのは、1994年頃からである。
以上 『ヘーゲル論理学と資本論』(初版1980年、第2版2002年)、『新しい哲学は和歌を通してー第1部日本人はどうして哲学的かー』(初版1994年)参照。 全て地方小出版流通センター扱い。
3 新しい認識論は、マルクス主義が依拠したヘーゲル弁証法を超えるが、他方マルクス主義がわきへ投げ捨てたヘーゲル哲学を新たな内容で再構築した。
4 新しい哲学は、新しい弁証法と新しい哲学体系をもち、それらの思想的威力は、各種の歴史学の現場で検証されてきた。例えば、古代以来の日本史における多様な内容、それをはるかに上回る多様性をもつ古代考古学の分野で、新たな哲学は一般的認識論としての実を示しつつある。 以上『新しい哲学は和歌を通して』『中国の古代文化(1)―人類史の哲学的研究―』参照
5 『中国の古代文化(1)―人類史の哲学的研究―』
考古学的出土品における各種の形状や紋様は、単なる美意識の産物ではなく、人類の運命を支配するものへの帰依、探究心と賛美、さらに社会を秩序づける営みの産物である。またそれらの出土品は、単に過去や他地域の人々の遺物にすぎないものではない。その人々に働く歴史法則は、すべての現代人にも働いている。人類史の圧倒的部分を占める先史時代を識らずに打ち立てられた従来のすべての哲学は、人類の一般的原理としては不十分である。本書は、ヘーゲル哲学とマルクス主義その他を超える新しい哲学を、理論的・実証的な仕方で提示する。 A5 426頁 本体10000円+税
専門分野
既刊
ヘーゲル論理学と資本論ー弁証法的唯物論の
基礎的研究ー
1980年1月 初版
2002年9月 第2版